1988年京都生まれ、ウィーン在住。
2023年、オーストリア・ウィーン国立音楽大学常勤講師Senior Artistに就任し、現在、ヴァイオリン及び声楽クラスにて、コレペティトゥーアとして指導にあたる。
同志社高校在学中、岡部悦子氏よりピアノレッスンを受ける。その後、同志社女子大学音楽学科でクラウディオ・ソアレス氏に師事、卒業後、京都市立芸術大学大学院で坂井千春氏、イリーナ・メジューエワ氏のクラスで修士課程を修了。
2013年渡独。
ピアノソロではザルツブルク・モーツァルテウム大学にて修士課程(ロルフ・プラーゲ、トーマス・ベッケラー)、ミュンヘン音楽演劇大学にてマイスタークラッセ課程(トーマス・ベッケラー)、ザルツブルク・モーツァルテウム大学にてポストグラデュエート課程(ジャック・ルヴィエ)を修了。
歌曲伴奏をヘルムート・ドイチュ氏の元で学び、ミュンヘン音楽演劇大学歌曲伴奏科修士課程を、最優秀の成績で修了。
さらに、ウィーン国立音楽大学ポストグラデュエート課程にて、ウィーンピアノトリオのステファン・メンデル氏の元で室内楽の勉強を深めた。
2015年~2017年、DAAD(ドイツ学術交流会)奨学生。
2012年、第9回堺国際ピアノコンクール一般部門にて、第1位(2位なし)、オーディエンス賞を受賞。
2016年、リヒァルト・シュトラウスコンクール(ミュンヘン)ピアノソロ部門にて、奨励賞(実質2位)を受賞。世界的歌手ブリギッテ・ファスベンダー女史より「Die Sängerin am Klavier(歌うピアニスト)」と称賛される。
2017年、アントン・ルービンシュタイン国際コンクールピアノ部門にて優勝。
2013~14年、河野正孝氏の指揮により、大阪チェンバーオーケストラ、やまなみグリューネ管弦楽団と、モーツァルトピアノ協奏曲KV415とKV488を共演。 またミュンヘン、ザルツブルク、ウィーン、ブレーメン、デュッセルドルフなどで、ピアノリサイタルを行う。
歌曲ピアニストとしては、2015年にガスタイク音楽賞コンクール(Musikpreis Kulturkreis Gasteig, ミュンヘン)リートデュオ部門にて、ソプラノのKatharina Konradi(カタリーナ・コンラディ)とのデュオで優勝。また同年、同デュオでの演奏でモーツァルテウム・サマーアカデミーにて受賞し、ザルツブルク音楽祭の一環で大ホール(Großer Saal der Stiftung Mozarteum Salzburg)にて受賞者コンサートでの演奏の機会を得る。
2017年には、ベルリンのバイエルン州大使館にて開催された、リヒャルト・シュトラウス・フェスティバルにて、メゾソプラノ歌手Michelle Breedt(ミシェル・ブレート)との共演を果たす。また、2021年にはオーストリア・ペルチャッハで開催されたブラームス国際コンクール、室内楽部門にて、チェリスト三井静とのデュオで2位を受賞。
また2016年より、ミュンヘン・バイエルン国立歌劇場での音楽劇公演「NOAH」「MOSES」や、子供のためのコンサート「Oskar und der sehr hungrige Drache(オスカーとはらぺこドラゴン)」などにてピアニストを務める。2017年には、ザルツブルク国際サマーアカデミーにて、Daniel Kotlinski教授の声楽クラスにてコレペティトゥーアを務める。2017~19年、ミュンヘン音楽演劇大学非常勤講師として、バレエアカデミーのコレペティトゥーアを務めた後、2021~24年には、ウィーン国立歌劇場バレエアカデミーのピアニストを務めた。